羽生田鉄工所とsorano me、人工衛星からのデータを用いたサービスや課題解決方法を紹介するポータルサイト「リモセンマート」を10月1日リリース
~衛星データ×リファレンスデータで企業や自治体の課題解決をサポート~
2021年9月30日
株式会社羽生田鉄工所
株式会社sorano me
圧力容器の製造・販売や、人工衛星で撮影した画像を使ったサービスの販売を行う株式会社羽生田鉄工所(本社:長野県長野市柳原、代表取締役社長:羽生田豪太、以下「羽生田鉄工所」)と、株式会社sorano me(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:城戸彩乃、以下「sorano me」)は、衛星データ等を用いた課題の解決方法を紹介するポータルサイト「リモセンマート」を2021年10月1日より正式リリースします。
■背景
昨今、企業が抱える課題を解決する手段として、様々な場面で人工衛星のデータや、それに伴う地上データの利用が求められます。しかし、衛星データの利活用は、計測するデータの選定や、調査が必要な情報が多岐に渡ることから、導入の敷居が非常に高いという課題があります。
■リモセンマートについて
「リモセンマート」は、これらの課題を解決するために、羽生田鉄工所とsorano meが共同で提供するポータルサイトです。
企業や自治体が抱えるそれぞれの課題ごとに、必要な衛星データやそれに伴い取得が必要となる地上データの情報を紹介するのはもちろんのこと、衛星画像やIoT機器、現地での直接データ測定といった作業をパッケージ化しサービスとしても提供します。
本ポータルサイトを通じて、羽生田鉄工所とsorano meは、衛星データの利活用方法に悩む企業や自治体を対象に、それぞれが抱える課題の解決や、イノベーションの一端となることを目指します。
・衛星とIoTで課題解決するポータルサイト | リモセンマート
URL:https://remosen-mart.com/
■羽生田鉄工所 / sorano me 事業責任者のコメント
「リモセンマート」のリリースにあたって、羽生田鉄工所とsorano meの事業責任者は下記のコメントを寄せています。
・株式会社羽生田鉄工所 代表取締役社長 羽生田豪太
これまで航空宇宙産業に向けて圧力容器応用装置や、CFRP成形品などを提供してまいりましたが、特に衛星については、その活用方法までは深く理解しておりませんでした。数年前、内閣府の取り組みをきっかけに、衛星データの利活用について総合的に学習する機会を得ました。欧州、米国などと比較し、この分野の広がりはまだ進んでいない日本において、普及を促進するための法整備とともに、衛星データのオープン&フリー化が国の主導により本格化してきました。 衛星データ等の利活用のフィールドは、実際には全国各地のローカルであると考えています。長野県に拠点を置く当社では、全国で取り組まれている様々なサービス、ソリューションなどを、衛星データのプロフェッショナルである株式会社sorano meと連携し、まずは長野県内に実装していくことで、地域課題の解決につなげる活動にしていこうと、リモセンマートを始動させました。 課題に対するさまざまな取り組みが、今後も各地で生まれてくると思いますが、それらを俯瞰し、利用者が最適なサービスを選択できるような環境づくりと、より良いサービスをお届けできるよう、全力を尽くして参りたいと思います。
・株式会社sorano me 代表取締役社長 城戸彩乃
これまで弊社では、宇宙ビジネス特化のサービス開発集団として、衛星データや超小型衛星など、宇宙開発によって得られるアセットを使ったサービスの企画実装を進めて参りました。衛星データは、それ単体でソリューションになることはなかなかありません。地上で計測しているIoTセンサのデータ等を組み合わせることで価値が出る事例も多く、普及のためには課題にマッチしたソリューションを、衛星データに限らずご提案していくことが重要と考えています。課題を持ったお客様の関心領域に応じて、地上でのデータ計測を依頼できるようになれば、提供できるソリューションの総量が上がっていきます。これを実現するため、今回、株式会社羽生田鉄工所と一緒にリモセンマートを始動させていく運びとなりました。フルリモートを基本とし、拠点を固定しない働き方をしている私たちにとって、ローカルで計測サービスを提供することができる各地の事業者様と一緒にPoCや事業開発をしていくことは、お互いの強みを生かした共創が生まれると考えています。リモセンマートのリリースをきっかけに、羽生田鉄工所様とともに、まずは長野から全国へ、そして世界へ向けてより良いサービスを展開していきたいと思います。
■株式会社羽生田鉄工所について
羽生田鉄工所は明治17年須坂市にて野鍛冶を生業としていた柳源鉄工所が始まりです。その後、主要な輸出産業であった養蚕業界へ貢献するボイラー製造で発展をつづけ、昭和12年12月株式会社羽生田鉄工所として創立されました。昭和47年須坂市の都市計画に伴って、本社・工場を現在地(長野市柳原)へ移転し、主力製品はキノコ用培地殺菌釜、CFRP成型用オートクレーブなどに移行。現在は、CFRPの利用促進やリモートセンシングの利用を推進するプロジェクトなど、モノづくりの裾野を広げる新たな分野での挑戦を行っています。
会社名:株式会社羽生田鉄工所
代表者:代表取締役社長 羽生田豪太
住所:〒381-0012 長野県長野市柳原2433(本社・工場)
設立:1937年12月
ホームページ:http://www.hanyuda.co.jp/
■株式会社sorano meについて
sorano meは、「宇宙ビジネスで私たちの暮らしを豊かにする」をビジョンにかかげ、2019年10月に設立したスタートアップ企業です。現在は、宇宙ビジネスに関するリサーチや記事の執筆、コンサルティングをはじめ、幅広い事業を行っています。
会社名:株式会社sorano me(ソラノメ)
代表者:代表取締役社長 城戸彩乃
住所:〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3 富士ソフト秋葉原ビル 12F DMM.makeAKIBABase 2105
設立:2019年10月4日
ホームページ:https://soranome.com/
■本件に関するお問い合わせ
株式会社羽生田鉄工所 担当 松井
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